2021年も最終日になってしまった。
帰省した実家の台所で家事をする祖母の横で、雪を眺めつつBTSの「Butterfly(alternative mix)」を聴きながら書いている。
今年は本当に本当に本当によい年だった。いろいろと変化も多かったけれど、自分にまた自信が持てたように思う。
過去に書いていた内容も改めて見たけど、今年は「自分の趣味を500%楽しめた」「以前からやりたいと思っていたことをできた」「比較的きちんと"生活"した」がよかったポイントだった。
<自分の趣味を500%楽しめた>
コロナ禍、好きな人との別れ、家族の揉め事、ソリの合わない後輩などなど、なかなかにメンタルをやられることも多かったけれど、そのおかげで大好きなエンタメとまた向き合うことができるくらいの気力と負けん気と自信が戻ってきた。
それに比例するように、エンタメ好きの先輩方とコミュニケーションする機会も格段に増えた。「ここ数年自分自身でエンタメをどこかで制限していたんだなあ、こんなに好きだったのに」と感じた。
今年は韓国ドラマ・K-POPと、いままで手を出さずにいた韓国エンタメに手を拡げたことが大きい。超楽しい。もっと早く出会いたかった。ドラマは「愛の不時着」「トッケビ」「D.P.」「わかっていても」「地獄が呼んでいる」「恋愛体質」「秘密の森」「梨泰院クラス」「彼女はキレイだった」etc、K-POPはBTS、TWICE、ENHYPHEN、TxT、SEVENTEEN、Aespa、NCT etc...すべて現在進行形すぎる。
海外ドラマも薦められていたものをようやく観た。やはり名作や人気作は、必ず観ていきたいなと思った。
一方で映画館からはすっかり足が遠のいてしまった。コロナ禍で50%の座席率の快適さが好きだったこともあって、時間帯と観たい度で迷い、結局行かず仕舞い…が多い。
<以前からやりたいと思っていたことをできた>
全頭ブリーチ(金髪)、上司に頼る、ひとり忘年会、筋トレ、言語勉強をはじめる、が出来た。
全頭ブリーチは特に本当にやってよかった。髪が強めな体質というところもあって、頭皮は痛むけれどいろいろな色をやりたい気持ち。直近の目標は、青みがかったグレー。そもそも、担当の美容師さん(梨泰院クラスのチョ・イソに似てる)がとてもかわいくてK-POPにも詳しいので最近さらに楽しい。
いままでところどころ上司には頼ってきてはいたけれど、いつもどこか斜に構えていた。が、今年は初めて「どう対処しても本当に無理!限界!」と思った相手に働きかけるか迷い、直前に泣きそうになりながら上司に電話相談してクールダウンしてもらった。「100%信頼して助けを求める」ということを仕事であまりしたことがなかったので、その行動をした自分にも驚いたし、上司もすべて理解して受け止めてくれたのでとても嬉しかった。仕事をするうえでひとつターニングポイントになった気もする。
ひとり忘年会・筋トレ・言語をはじめる、は結果として出来たことなので、あとは継続をがんばっていきたい……。継続が苦手すぎる。
<比較的きちんと"生活"した>
部署異動からのコロナ禍で"生活"する機会が増えた。
とはいえ2021年上半期は「暇だ~」と言っていたのに、下半期から突如部署異動前と変わらぬ残業時間をたたき出すほど多忙になってしまったけれど、上半期に少しクセ付けた自炊や家事への積極性は以前と比べたら雲泥の差だし、時間の使い方も変わってきた。
それに、BTSにハマったことで「歩くこと」もまた楽しくなって、頭をからっぽにするために音楽を聴きながら会社から自宅まで数駅じっくり歩いて帰ったり、散歩したりすることも増えた。サウナもまた少しずつ通い始めて、ぼーっとしながら散歩して帰って自炊してドラマを観る…というのんびりした時間も過ごせるようになった。
ただここ最近は、まだ時として反動のように、お酒をのむとコミュ力無双になり初対面の人となぜかとても打ち解けている(翌日半分くらい覚えていない)ということもある。お酒の席ということで連絡先も交換しない&大体仲の良い先輩や友人が一緒なので、きちんと家に帰り、後日談を聞く…ということが今月すでに3回あった。
楽しいからいっか!ととても楽観的に思えているのも、一緒に飲んでくれるやさしい友人・先輩のおかげだし、もう大抵のお酒の失敗はやってきているので「大体大丈夫」という無駄な自信もあって、落ち込むこともなくなった。
誰かと自分の人生を比べて行く末を案じることが本当に少なくなったし、「もう●歳だから」と考えることもずいぶん減った。それだけいまがとても楽しくて、自分のことが好きになって自信がついたからかもしれない。いままで自分の扱いがわからない時もあったけれど、いまは何となく自分の悪いサインに気付くようにもなったし対処法もわかってきた。それがあって人付き合いもよい意味で変えてこられた気がしている。
今年は本当に自分のメンタルリハビリのための年だったなあ。
来年もリハビリしながら楽しめたらいいなと思う。
2022年12月にBTSが活動休止してしまうその時に、また落ちてしまわないようにするためにも……。