「愛の不時着」ブームが巻き起こったのは、たしかコロナが猛威をふるい始めた2020年2-3月だったかと思う。
元々オタク気質でミーハーなので、韓国ドラマや映画はハマると大変(作品が長いし名作も多い)だと思って、ある程度距離を置いてきた。
※ハマると危険なもののもう一つは、宝塚。でも最近YouTubeでめっちゃ観ちゃうので時間の問題。
あっという間に2021年に入り、2月頭に『花束みたいな恋をした』を観た。ぐっときた。その流れで会社の先輩と語りまくり、2019年から息を潜めていた私のオタク魂が無事再度開眼。おめでとう。
さらに洋画がほぼ上映されていないこの時期に、じゃっかん苛立ちを感じ「日本語以外の新作を映画館で観たい」と思い立ち、人生で初めて韓国映画を映画館で観た(『パラサイト』でさえ観たのAmazon prime)。それが『藁にもすがる獣たち』。すごく面白くて、苦手意識が薄れた。
並行してプライベートでは彼氏と喧嘩をし、これまた関係性や譲れないものに頭を悩ませていたところ、前述した会社の先輩に『藁にもすがる獣たち』『ヤクザと家族』の話をした流れで「愛の不時着」をものすごく薦められた。
韓国作品への苦手意識がとれたので、無双状態で3日くらいで完走した。
前段が長くなったけど、素晴らしすぎるよ「愛の不時着」...。
<素晴らしいところ>
・主人公2人がめちゃめちゃ愛せる!!!!!!!!!!!
・主人公2人に対してイライラしない!!!!!!!!
・主人公2人どっちとも付き合いたい気持ち
・つまり主人公2人が最高すぎ
・サブ2人も最高すぎ
・音楽も最高!!!!!!!!
・脇キャラも全員キャラが濃くて愛せる
・ピョ・チス......
・ファッションもかわいい
・展開のテンポが良い、だれない
・サイドストーリーもちゃんと進むし伏線もあるし回収もする
全部です。
ここからはネタバレ
ユン・セリを韓国に送り出すところで、リ・ジョンヒョクが境界線を超えて抱きしめるところ、死ぬほど泣きました。リさん〜〜〜
もちろん最終回は、目玉とりたいくらい泣きました。先輩の言葉を借りますが、胸が張り裂けた!!!!!!!!!!!!!
「こんなことあるわけないじゃん」とかそんな気持ちなんてどっこにも無いわけです。全然冷めた気持ちになるポイントが無くて、世界観が統一されていて、それでいてキャストがみんなその世界を生きていて存在しているリアリティがある。
ユン・セリとリ・ジョンヒョク2人揃って新宿の街中歩いててくれるだけで良いので見たいです。演じたソン・イェジンとヒョンビンは交際宣言がちょうど今年出たのでさらに胸熱。たぶん2人並んで歩いてるの見るだけで泣ける自信がある。
あと、純粋に人を好きになる気持ちを思い出したというか、考えていた大抵の細かいことはどうってことないのでは?という気持ちになった。
勢いで文を書くと、息継ぎしていない早口みたいな文になるので、もう少し賢く見えそうに練習したい……。