大傑作すぎた『ヤクザと家族 The Family』

ものすごい映画を観てしまった。

 

2021年は映画いっぱい観るぞと意気込み、(たぶん)数年ぶりに映画館をはしごして2本続けて映画を観た。1本目に観たのが『ヤクザと映画 The Family』、2本目が『藁にもすがる獣たち』。

 

『藁にも~』は、韓国映画ながら日本の犯罪小説が原作で大金をめぐるサスペンスで、すがすがしい!!ほどに人がバンバン死ぬ。テンポ感もよくて、まさにジェットコースタームービーでスカッとおもしろかった。

 


最後に笑うのは誰だ!?『藁にもすがる獣たち』2021.2.19(金)公開【予告】

 

 

『ヤクザと家族 The Family』は、私の人生ベスト3に入るほどに好きな映画になった。

 


映画『ヤクザと家族 The Family』予告篇

 

予告編貼ったけど、正直あんまり予告編意味なかった。

 

予告編、もちろん尺的にも見せ方的にもこれが最適だと思うのだけど、本編は予告の100万倍以上のストーリーと展開と愛が詰まってる。

 

当たり前のことかもだけど、予告編を見慣れてきてしまっているので「あ~こういう展開ね」とか何というかあまり本編に裏切られることが最近無いなと感じている。

その点で言うと、ノーラン監督と庵野監督はすごい。

 

 

<ヤクザと家族の好きなところ>

・ゴリゴリのヤクザ映画。

・タイトルバックが超かっこいい。

・展開が多い。「えっ!」が結構あって裏切られる。そして泣ける。

・泣ける。とにかく泣ける。すぐ泣いた。

綾野剛の表情が全部ヤバい。劇中の世界を生きてた。天才。

北村有起哉の裏切らない感じと悲哀が良すぎる。

・というかキャスティングが最高すぎる。

・カメラワークや見せ方がかっこいい。

・テーマは「家族」と「ヤクザの変遷」だけど、説教じみてない

・余韻がとにかくすごい。ずっと浸ってしまった。

 

 

この作品も、『花束みたいな恋をした』みたいに誰かと感想を話したいことがたくさん出てくるうえに、100万倍泣けるし余韻がすごい。なので、絶対的に1人で観るほうがおすすめ。

それに、ネタバレ的なところというか、あまり作品内容を事前に見ないほうが確実に楽しめる!!!!公式サイトに長々と時代変遷のあらすじ書いてあったけど、あれ本当にいらないと思う……。

なのであまり多くは語らず、でも本当に最高の映画だったと言いたい。

それと血は出るけど、グロいシーンとか指つめるシーンとかは無いです。

 

 

キャストに言及すると、綾野剛は個人的に少し苦手な印象を抱いていたけれど、本当~~~~に今作すごくすごく尊敬した。手のひら返し。今作ひっさげて世界に行ってほしい。劇中で金髪のときの綾野剛の顔、めっちゃ良い。「演じている」じゃなくて、本当に世界に存在してたし人生生きてた。怖いです。

 

北村有起哉も、本当に性格悪い+毎回悲哀がある役が多い印象だけど、今回の悲哀度すごかった……。あるシーンがめちゃめちゃ鳥肌もので、「えー!!」って言いそうになって同時に号泣するという。情緒不安定すぎ。

 

あとはこの記事がすごく刺さった。

 

eiga.com

 

余韻がすごすぎて、実はまだがっつりインタビュー読んだりできていないけど、今週はこのコンテンツをがっつり観ようと思う↓

 

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もう一度映画館に観に行く気がしています。