金髪にした

気付いたら半年ちかく経った。

 

最近変化がないな&マンネリだな&気分が上がらないな&忙しくなってきてつらいな、と思い、ついに念願の「人生で一度はやってみたかった」全頭ブリーチをした。

くすんだベージュのような色味がめちゃめちゃかわいくて気に入っていたが、あっという間に抜けていまや金髪。

 

思えば、ハイトーンに憧れたのは高校生の時で、一瞬ギャルバンを組んだときに金髪ボブのヅラ(かわいい)をかぶって写真を撮った思い出がある。全頭ブリーチをした日に、その話を高校の時からずっと親しい友人にしたら覚えていてくれた。うれしい。

当時好きだった美容師アシスタントがcapsuleのこしこが好きだったこともある。元気かな。そのときから、影がありすぎる人が好きだったな、何で好きな食べ物は変わるのに、人の好みって変わらないんだろう。

 

よくTwitterで「女性の金髪は絡まれにくい」「妊婦だけどハイトーンにしたら電車で何も言われなくなった」などを目にしていたので、そんな変わるかなと思っていたけど、わりと変わる。もともとそんなに絡まれたことはないけど、たしかにこっちに向かって歩いてくる人いない。全身黒服の日ならなおさら。そんなこともあって「あ、なんか強くなれた気がする~」と錯覚もする。無駄に自信がつくので、自分に自信をなくし気味なときにハイトーンするのすごく良いな、と思った。頭皮死ぬけど。

姓名判断に行った

7~8年ほど通っている美容室の担当美容師さんに、「最近彼氏と別れたんですよね~」と話したら、「え!……占いって行ったことある?」と聞かれたのが事の始まりだった。

 

しいたけ占いは毎週見ているけれど基本いいことしか信じないし、対面で見てもらうほど占いに対して信頼がない……。

 

とそのまんま伝えたら「わたしも~!」と言いつつ、「人生で初めて占いに行ったのがそこで、姓名判断で見てもらったんだけど、言われた自分の性格がすごく当たってたし、出会いのきっかけにもなったんだよね」と教えてくれた。

 

良いチャンス~!と思って、占いの場所を聞いたら、まさかの道端だった!

 

前職の同期と飲みに行く約束をしようとしていたところだったので、ダメ元で「ちなみに…占いって興味ある?(かくかくしかじか)」と話したら二つ返事で「いいね!」と言ってもらえたので、早々に飲んだ後で占いのおじさんが道端に現れる時間帯初っ端を狙って行くことにした。ちなみに「飲んだ後に行こう」と言ったのは私で、平常心だと緊張してしまうのではなかろうかという小心者な理由。

 

飲みながらつもる話をした後、いざ出陣!

 

口コミで人気で、占ってくれる時間の制限も特にナシ、並ぶときもある、という事前情報を美容師さんから聞いていて同期にも伝えていたので、目的地50m先くらいから「あ!!!!あの人じゃない??並んでない!!」と歓喜し早歩きをする私たち。

 

話しかけたら、すごく気さくなおじさまで「行っている美容師さんから聞いて来ました」と言うと「わ~!すごいね。その美容師さんによろしく伝えて」と言われる。もう話しやすい…。

 

早速、姓名判断でみてもらうことにして、名前と生年月日を伝えると、すぐに性格についてマシンガントーク的にザザーッと話してくれた。

同期と一緒に行って、お互い「それすごく当たってる!」っていうところや「さっき飲み屋で聞いた話そのまんますぎる…」というところでキャイキャイできたのも超楽しかった!

 

ざーっと話してもらったあと、「わたし最近4年付き合った彼氏と別れたんですよね」と言ったら「え?!?!この性格で??4年も付き合ったのに????その人の名前出せる?見てあげるよ」と返ってきたので、予想外すぎてまず声出た。マジか。

 

見てもらったら「逆によく4年も付き合ったじゃない」から始まり、性格を話すわけだけど、いやまさにその通りすぎますね……となり号泣(※渋谷の道端・人通りそこそこにあるし明らかに視線を感じる)。

 

客観的に第三者から「いや~別れてよかったよ!」っていうお墨付きをもらって、自分自身を納得させたかったところが今回の占いに行こうと思った本来の理由だったので、予想以上に素晴らしすぎる回収をしてもらって、すべてを渋谷の道端に捨ててこられた気がする。スッキリ~~~~~~!

 

同期も私も自己完結型だけど、ふたりして良いこともたくさん教えてもらって、みっちり1時間半くらいは話し込んだ。

 

無事新たなスタートがきれたわけだけど、また変化が訪れた時にはきちんと報告しに行こうかなと思えた。恋愛を一番がんばれと言われたので、言うことを聞いてがんばろうと思う。。。

 

 

▼鍋田さん

nabetatomohisa.site

 

 

もう戻らないぞ!と思う新年度

春をすっとばしてむしろ暑いくらいの陽気の新年度。

何回も何回も足踏みしたり戻ったりしたけど、もう絶対絶対戻らないぞ!という固い決意をもとに、新年度を迎えた。

 

母と祖母が「ゲッターズの占いで、今年あんた良い年だから良い転機よ!えらい!」とか言ってくれて、こういう時に親ってすごいなと思う。私もこんな親になりた~い~。

 

そんな最近、仕事でティーンターゲットのものを担当していることもあり、Youtuberをまた観続けているなかでようやく自分の好きなチャンネルが固まってきた。

好きなものへの感情は、どこかに残しておかないとわりとすぐ忘れてしまうので、その時のマイブーム(古)とかは残していきたいと思っている。

 

 

<料理系>

 

●Koh Kentetsu Kitchen【料理研究家コウケンテツ公式チャンネル】

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ものすごく観ている。どのレシピも美味しくて簡単。

たまにひと手間あるのも気にならないというか、逆に「丁寧に私つくってるな!感」に適度に浸れてストレス解消になる。

あと本当にコウケンテツさんがかわいい&穏やか。ずっと観られる。

シュウマイ、チヂミ、豚キムチ、うまみ炒め系が特に好き。

 

 

料理研究家リュウジのバズレシピ

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チャーハンできない人間だったけど、これは出来てすごく感動した。

基本どれも簡単だけど、味がわりとジャンクなイメージなので罪悪感を感じない日につくる。あと、同じくキッチンドランカーなので、観ていると自分もつい飲みすぎてしまう。

 

 

●OKUDAIRA BASE

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丁寧な暮らしチャンネル。疑似的に丁寧な暮らしを体験できて良い。見る専。

料理も丁寧で美味しそう。時間の流れがゆるやかで最高。

 

 

<お笑い系>

 

●SUSHI RAMEN【Riku】

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やってみた系だけど、大食いとかウーバーイーツとかそういうのじゃなく、ガチの実験系Youtuber。更新頻度は低いけど、「人気のアップロード動画」をリストで流して毎度笑っている。何度観ても面白いしよくそんな企画思いついたな…となる。

 

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飼い犬のウェーブくんや、弟くん出演の癒しり~ずも好き。ひたすらかわいい。

サブチャンネルも毎回観ちゃう。Youtuberの闇が1mmも見えないほど、本人&家族がピースフルで楽しそうすぎて泣いちゃう。

 

 

かまいたちチャンネル

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普通に濱家がドタイプ。以上。

 

 

さらば青春の光Official Youtube Channel

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たまに超下品な企画+コントもあるけど、企画が全部おもしろい。

企業案件がほぼ無くて、アイデアで勝負してる感も好き。Yahooクソコメクイズと、GPSものと、ブクロドッキリの3つは鉄板。

テレビで観ていた時はあんまり好きじゃなかったけど、好感度が上がった。

 

 

●ヘラヘラ三銃士

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酒好きギャル3人組。良い感じにYoutuberの闇も感じられて好き。

ホストネタ、3人でお酒のんでるやつ、さおりんのモッパンが最高。

ホスト豪遊のこの動画、SEも好きだし何回も観て爆笑する……。

 

 

<ファッション&VLOG系>

 

●さしはらちゃんねる

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さっしーの大ファン。以上。

 

 

●kemio

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エッセイ「ウチら棺桶まで永遠のランウェイ」を読んでから応援している。

やさしくて賢くてがんばりやさんのギャル。

 

 

●タナカガ

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ぱぱらぴーずのタナカガちゃんの個人チャンネル。

一度お仕事でご一緒したことがあって、本当に賢くておもしろい子だな!と強烈に印象に残ったので、それから推している。若い子のメイク見るのも超楽しい。

 

 

●かんだま劇場

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バロックに勤めていたアラサー女子のおしゃれ&Vlogチャンネル。

黒い服が多いのと、顔が好きでよく観ている。

 

 

<その他>

 

●ミック【MICK】

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最近だれかの動画でおすすめされていて観始めた、現役高校生でアメリカ留学中のミックくん。英語が聞きやすいのもあるけどグローバル視点なので、疎くなりそうな問題に向き合うのに観ることが多い。

 

 

Youtubeってほんとに映像の海ね~と毎回思うので、すきなチャンネルを見つけるにはそれ相応に観なきゃいけない→すきなチャンネルに対しての熱量の高さ+たしかにYoutubeしか観なくなる+長いコンテンツ集中しづらくなるのかね、とも思うこの頃。

決戦の日。2021年3月8日(月)。

2021年3月8日(月)

映画『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』がついに公開した。

初日のみで興行収入8億円、動員50万人突破。

ド平日&週初めでこの数字は、相当のお祭り騒ぎ。

おそらく30-40代の午前中からの出社率、相当低かったのでは?

例にもれず、私も初日の朝7時台の回に行ってきた(しかも有休も取得して)。

 

 

そもそも絶対映画館で観た方が良い作品だと思うので、感想は最後にちらっと書く程度にして、観に行くまでの流れと気持ちを書いておきたい。

 

 

<公開日正式決定:2月26日(金)>

 

延期が続き、果たして本当に公開するのか……?いや、しないと『シン・ウルトラマン』も公開しないよね?と思っていた矢先、新たな公開日が3月8日である旨が、公開日の10日前に公式リリースされた。

当初の緊急事態宣言明けに設定された公開日。しかも月曜日。

映画は週末にかき入れ時となるので、いまは金曜に公開(or土曜に公開)が通例だ。

だけどエヴァは月曜日。しかも「公開10日前です!」と急に言われる。

準備が出来ていない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

とにかくまずは会社だろ、ってことでこの時点で「3/8有休予定」とカレンダーに入れる。

 

 

<チケット発売日:3月5日(金)0時>

 

TOHOシネマズのページで待機するも、案の定サーバが即落ち。

主要な映画館なので、すぐ諦める。

 

<チケット発売翌日:3月6日(土)5時>

 

だけど何度となく映画館のチケットを買ってきた私。

主要な映画館は上映回数もお祭り騒ぎであることは前々日に確認していたので、売り切れはないやろと踏んで、早起き。

チケット無事確保!

ガチ勢すぎる彼氏と一緒だったことと、残っている座席図を加味した結果、タテ並びで座席を取る。これ最終的にめっちゃよかった。

ちなみにこの時点でIMAXはほぼ売り切れ、朝の回もほぼ埋まっていて、昼すぎ~夕方の回も良席(リクライニング席、1.5人分席、端の席)はすべて埋まっていた。

やっぱり同年代、トイレへの不安といかに快適な環境で観るかの軸を重視していると感じる。

 

 

 

<公開前の週末:3月6日(土)&3月7日(日)>

 

エヴァ新劇場版をすっかり忘れてしまっていたので、序・破・Qを鑑賞。

情報整理しないまま観ていたこともあり、いろいろとぼんやりしていたので、観ながらノートにそれぞれ書き出し、気になったセリフたちも続々とメモ。 

ここまでやったら情報解像度が飛躍的に上がった。

ガチ勢彼氏に、気になる単語も確認し、お酒も控えて、7日夕方には万全の体制を整える。

0時前には就寝。ものすごく健康。

 

 

 

<Xデー(公開日):3月8日(月)>

 

6:20起床。0時前に本当に寝た?というぐらい眠い。

あとからわかったことだけど、この日めちゃめちゃ気圧が低かった。

ガチ勢彼氏も「眠すぎてヤバいかもしれない……」と弱気になる。

映画館への道のりも、お互い眠すぎてほぼ無言。

上映開始15分前に到着するや否や、眠気が吹き飛ぶ。

 

信じられないほど、人いるな????

あと絶対グッズ買えないレベルで並んでない????

 

「さすがだ…」「お祭りだね…」とようやく気持ちを取り戻して話しつつ、いざ!!

キャパが大きい回を予約したので、人の多さとほぼ満席の様子にテンションが上がる。

彼氏とタテ並びに座ったけど、私の両隣は女性だったし、彼の隣はまさかの空席だった。お互いラッキーをかみしめる。

 

上映中は、やはり年齢層が高めの客層だったからなのか非常に静か。

加えてみんな本気でスクリーンに注目しているので微動だにしない。

遅れてきた人も着席後上着も脱がずに静止していた。

我慢しきれずトイレに行く人は1-2人。

全集中の空間で、とても有意義な早朝映画体験だった。

 

*上映後

彼氏と私、お葬式状態。

最近のふたりでの映画体験は『テネット』と『鬼滅の刃』で、どちらも観終わった後は意気揚々とテンション高めに感想を話したり、うきうきランチしたりしていた。

それがどうだろうか。今回は「疲れたね……」と言いながら、魂が抜けたような状態で解散して、お互いそれぞれお昼寝。気圧のせいもあるように思うけど……。

夜になって、ようやく夕食を食べながら感想を話し、考察し、次はいつ観に行くべきかを考え、アニメの最終回を観た。いつも泣くけどさらに泣けた。

 

 

 

感想:ついに終わってしまった…………

・細かいところが全然わからないのでもう1回観たい

・映像がすこぶるかっこいい!!!!!!!!!!!!!! IMAXで観たい

・きれいに終わった

いまさら「愛の不時着」で号泣する厄年女

「愛の不時着」ブームが巻き起こったのは、たしかコロナが猛威をふるい始めた2020年2-3月だったかと思う。

 

元々オタク気質でミーハーなので、韓国ドラマや映画はハマると大変(作品が長いし名作も多い)だと思って、ある程度距離を置いてきた。

※ハマると危険なもののもう一つは、宝塚。でも最近YouTubeでめっちゃ観ちゃうので時間の問題。

 

あっという間に2021年に入り、2月頭に『花束みたいな恋をした』を観た。ぐっときた。その流れで会社の先輩と語りまくり、2019年から息を潜めていた私のオタク魂が無事再度開眼。おめでとう。

 

さらに洋画がほぼ上映されていないこの時期に、じゃっかん苛立ちを感じ「日本語以外の新作を映画館で観たい」と思い立ち、人生で初めて韓国映画を映画館で観た(『パラサイト』でさえ観たのAmazon prime)。それが『藁にもすがる獣たち』。すごく面白くて、苦手意識が薄れた。

 

並行してプライベートでは彼氏と喧嘩をし、これまた関係性や譲れないものに頭を悩ませていたところ、前述した会社の先輩に『藁にもすがる獣たち』『ヤクザと家族』の話をした流れで「愛の不時着」をものすごく薦められた。

韓国作品への苦手意識がとれたので、無双状態で3日くらいで完走した。

 

 

前段が長くなったけど、素晴らしすぎるよ「愛の不時着」...。

 

 

<素晴らしいところ>

・主人公2人がめちゃめちゃ愛せる!!!!!!!!!!!

・主人公2人に対してイライラしない!!!!!!!!

・主人公2人どっちとも付き合いたい気持ち

・つまり主人公2人が最高すぎ

・サブ2人も最高すぎ

・音楽も最高!!!!!!!!

・脇キャラも全員キャラが濃くて愛せる

・ピョ・チス......

・ファッションもかわいい

・展開のテンポが良い、だれない

・サイドストーリーもちゃんと進むし伏線もあるし回収もする

 

全部です。

 

 

 

ここからはネタバレ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ユン・セリを韓国に送り出すところで、リ・ジョンヒョクが境界線を超えて抱きしめるところ、死ぬほど泣きました。リさん〜〜〜

 

もちろん最終回は、目玉とりたいくらい泣きました。先輩の言葉を借りますが、胸が張り裂けた!!!!!!!!!!!!!

 

「こんなことあるわけないじゃん」とかそんな気持ちなんてどっこにも無いわけです。全然冷めた気持ちになるポイントが無くて、世界観が統一されていて、それでいてキャストがみんなその世界を生きていて存在しているリアリティがある。

ユン・セリとリ・ジョンヒョク2人揃って新宿の街中歩いててくれるだけで良いので見たいです。演じたソン・イェジンヒョンビンは交際宣言がちょうど今年出たのでさらに胸熱。たぶん2人並んで歩いてるの見るだけで泣ける自信がある。

 

あと、純粋に人を好きになる気持ちを思い出したというか、考えていた大抵の細かいことはどうってことないのでは?という気持ちになった。

 

勢いで文を書くと、息継ぎしていない早口みたいな文になるので、もう少し賢く見えそうに練習したい……。

 

 

大傑作すぎた『ヤクザと家族 The Family』

ものすごい映画を観てしまった。

 

2021年は映画いっぱい観るぞと意気込み、(たぶん)数年ぶりに映画館をはしごして2本続けて映画を観た。1本目に観たのが『ヤクザと映画 The Family』、2本目が『藁にもすがる獣たち』。

 

『藁にも~』は、韓国映画ながら日本の犯罪小説が原作で大金をめぐるサスペンスで、すがすがしい!!ほどに人がバンバン死ぬ。テンポ感もよくて、まさにジェットコースタームービーでスカッとおもしろかった。

 


最後に笑うのは誰だ!?『藁にもすがる獣たち』2021.2.19(金)公開【予告】

 

 

『ヤクザと家族 The Family』は、私の人生ベスト3に入るほどに好きな映画になった。

 


映画『ヤクザと家族 The Family』予告篇

 

予告編貼ったけど、正直あんまり予告編意味なかった。

 

予告編、もちろん尺的にも見せ方的にもこれが最適だと思うのだけど、本編は予告の100万倍以上のストーリーと展開と愛が詰まってる。

 

当たり前のことかもだけど、予告編を見慣れてきてしまっているので「あ~こういう展開ね」とか何というかあまり本編に裏切られることが最近無いなと感じている。

その点で言うと、ノーラン監督と庵野監督はすごい。

 

 

<ヤクザと家族の好きなところ>

・ゴリゴリのヤクザ映画。

・タイトルバックが超かっこいい。

・展開が多い。「えっ!」が結構あって裏切られる。そして泣ける。

・泣ける。とにかく泣ける。すぐ泣いた。

綾野剛の表情が全部ヤバい。劇中の世界を生きてた。天才。

北村有起哉の裏切らない感じと悲哀が良すぎる。

・というかキャスティングが最高すぎる。

・カメラワークや見せ方がかっこいい。

・テーマは「家族」と「ヤクザの変遷」だけど、説教じみてない

・余韻がとにかくすごい。ずっと浸ってしまった。

 

 

この作品も、『花束みたいな恋をした』みたいに誰かと感想を話したいことがたくさん出てくるうえに、100万倍泣けるし余韻がすごい。なので、絶対的に1人で観るほうがおすすめ。

それに、ネタバレ的なところというか、あまり作品内容を事前に見ないほうが確実に楽しめる!!!!公式サイトに長々と時代変遷のあらすじ書いてあったけど、あれ本当にいらないと思う……。

なのであまり多くは語らず、でも本当に最高の映画だったと言いたい。

それと血は出るけど、グロいシーンとか指つめるシーンとかは無いです。

 

 

キャストに言及すると、綾野剛は個人的に少し苦手な印象を抱いていたけれど、本当~~~~に今作すごくすごく尊敬した。手のひら返し。今作ひっさげて世界に行ってほしい。劇中で金髪のときの綾野剛の顔、めっちゃ良い。「演じている」じゃなくて、本当に世界に存在してたし人生生きてた。怖いです。

 

北村有起哉も、本当に性格悪い+毎回悲哀がある役が多い印象だけど、今回の悲哀度すごかった……。あるシーンがめちゃめちゃ鳥肌もので、「えー!!」って言いそうになって同時に号泣するという。情緒不安定すぎ。

 

あとはこの記事がすごく刺さった。

 

eiga.com

 

余韻がすごすぎて、実はまだがっつりインタビュー読んだりできていないけど、今週はこのコンテンツをがっつり観ようと思う↓

 

www.youtube.com

 

もう一度映画館に観に行く気がしています。

『花束みたいな恋をした』は明るい地獄だった。

土曜日の昼下がりに、映画『花束みたいな恋をした』を友人と観た。



youtu.be

 

あらすじ

東京・京王線明大前駅で終電を逃したことから偶然に出会った 山音やまねむぎ (菅田将暉)と 八谷はちやきぬ (有村架純)。好きな音楽や映画が嘘みたいに一緒で、あっという間に恋に落ちた麦と絹は、大学を卒業してフリーターをしながら同棲を始める。近所にお気に入りのパン屋を見つけて、拾った猫に二人で名前をつけて、渋谷パルコが閉店しても、スマスマが最終回を迎えても、日々の現状維持を目標に二人は就職活動を続けるが…。まばゆいほどの煌めきと、胸を締め付ける切なさに包まれた〈恋する月日のすべて〉を、唯一無二の言葉で紡ぐ忘れられない5年間。最高峰のスタッフとキャストが贈る、不滅のラブストーリー誕生!
──これはきっと、私たちの物語。 

 

坂元裕二の脚本がとてもとてもとても好きで、ドラマ「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」は生きているうちに観てよかったドラマのひとつ。

特にラブストーリーに関わる、込められた想いが滲むようなセリフや、余白のある情景や、「そういうことか…」となる見せ方が好き。リアリティが無いようでリアリティがある。書籍「往復書簡 初恋と不倫」も最高です。

 

キャストの菅田将暉有村架純、TBSドラマの演出でドラマ「カルテット」も担当していて、野木亜希子脚本作品にも関わりが多い(映画『罪の声』、ドラマ「逃げ恥」「空飛ぶ広報室」「重版出来」)土井裕泰監督という、凄すぎる布陣!なので、映画公開のニュースが出るや否やすぐに公式SNSをフォローしたほど公開を楽しみにしていた。

 

※この先は多少のネタバレを含みます

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

結論:ものすごく良い映画だったけど、明るい地獄だった。

 

 

「良い映画」の私の中の基準は、いかに「作品を人に話したくなるか」かと思っている。直近で言うと「TENET」ばりに観終わった後に、「これはこういうことかと思ったけどどう思う?」的な"映画を観ての感じ方"を語り合える作品だなと思った。

ただ、この作品は"映画を観ての感じ方"が麦側になるか絹側になるか客観側になるかで、おそろしく考え方が割れる!

カップルで観に行った人、正気保ててる?という目で見てしまった。

 

 

 

 

<地獄ポイント>

・"共通の趣味"という運命性が"その人自身"に置き換わってしまったところ

・忙殺されて失っていく「好き」

・「もうパズドラをやるぐらいしか考えられない」

・共通の友人に対する感じ方のすれ違い

・「好きなことをして生きていきたい」VS「きちんと稼いで暮らしていきたい」


 

 

 

 

地獄ポイントであげたこと、私はどれも過去(一部いまも…)の自分だったので、「観客」として映画というコンテンツになって観ることで客観視できる地獄、っていう感じでした。へへ。

大好きな先輩が「途中、有村架純があなたにしか見えなくなるとこがあった」とメッセを送ってくれたので、見事証明もされました。

 

 

内容の詳細を整理するにはまだ時間がかかるので、坂元裕二特集のユリイカを熟読してからまた考えたいなと思うけれど、キャストの菅田将暉有村架純の演技は、本当に素晴らしすぎて大ファンになった。

 

特に最後のファミレスのシーンよ…。あんなに感情のピークが滲む泣き方って。そりゃあ感情移入してもらい泣きしますよ。

菅田将暉、大学生から社会人になったときの顔つきとか目が死んでいくさまとか、「めんどくせえな」という時の顔で眉がちょっと動く表情とか、何でしょう。マジそこいらに菅田将暉っているじゃん……ってくらい親近感がある"普通の人"でした。

有村架純も、イラッとしたときの表情の多さがすごくよかった。目が怖い。こういう怒り方する人、現実でも会ったことある!っていうことを思い出すレベル。

 

 

気になって、インタビューもいくつか読みました。よかった。

 

news.mynavi.jp

 

crea.bunshun.jp

 

news.yahoo.co.jp

 

news.yahoo.co.jp

 

 

・今回あてがきだったのか~~~~~!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

・男女の感想の違い、わかる。

・自然な演技、わかる。

・好きでいてもらうこと、わかる。

菅田将暉、徳が高い。

有村架純のいろんな役、とても観たい。

坂元裕二先生はたぶん有村架純のことすごく好き。

 

 

つらつらとメモ書きみたいになったけれど、まだ書きたいことが増えたら追記したい。

 

 

<追記1>

・仲の良い先輩と仕事LINEの最中、本作の話になり大興奮。あまりに感想を話したくて鬼LINEしてしまう。

・↑のLINEで以前の上司も大絶賛していたことを知り、たまたま会社にいたので話しかけてみたところ、私の5万倍くらい熱い感想を拝聴。早く会合したい……!

 

こういうところまでが、大好きな映画体験です。

あと、ユリイカの特集はおもしろすぎて読むのが勿体なさすぎる。満島ひかりよ~

 

おしまい